2022年の幕開け!コロナという言葉がきかれるようになってからとうとう2年経ってしまいました。そしていまだにまだまだいろんな困難が向かってきますが、新しい年を迎えて誰もが気持ちよくスタートを切ろうとしていることと思います。
そう入っても日照時間は短いし、寒くて外に出る気がしない気持ちもよくわかります。外に出て新鮮な空気を吸うだけで気分が変わったり、目が覚めてスッキリするってわかってはいるけれど、ついついあったかい部屋でごろごろしたくなる。でもこの季節だからこそ余計外に出た方がいいこともたくさんあります。
寒くてどうしても縮こまってしまう体、体が縮こまると空気も吸い込みにくくなるし、家の中の濁った空気ばかり吸っていたら新しい酸素が入って来なくなる、、酸素が入って来なくなると血液を通してたくさんの栄養や治癒力、免疫も体に巡らなくなる。どんどん悪循環になっていってしまいます。コロナだけでなくいろんなウイルスがそんな体を待ってましたとばかりにアタックしてきます。そして家にこもって運動せずにいるとメンタルにもよくない。血の巡りが悪くなるだけでなく、ダラダラ過ごす自分が自分でも嫌になり、自己嫌悪に陥ったり、人との交流がなくなり孤立感を感じたり。そして無理してでも外に出ると、あーちょっと外に出て気分スッキリした、とか気持ちよかったと数分だけのことでも新鮮な空気を体に入れて体を動かすことが健康につながる。だから何はともあれ、毎日ちょっとでも外に出て深呼吸だけでもしましょう!1時間デスクワークしたら1分立ち上がって動くことを勧められましたが、立ち上がるだけでなく腕を伸ばして外の空気を深呼吸すればさらにいいと思います。
私は感銘を受けた言葉などをメモしてノートに書き留めるのが好きなんですが、健康に関してはいつも3つの言葉を忘れないようにしています。
「Health is wealth」
「You are what you eat」
「Motion is lotion」
多くの人が言ってる言葉ではありますが、この三つをちょうどいいタイミングで教えてくれた人たちも今となっては私のメンターでもあります。
50年以上ヨガを実践していることでも有名
Health is wealth (健康こそは真の財産、富である)
これは私が最も尊敬するサーファーでもあるジェリー・ロペス氏から聞いた言葉、オレゴンの彼の自宅を訪れた時、いくつかの座右の銘を教えてくださいと聞いたときに教えてくれた言葉です。彼の言葉はいろんな場所でいろんなことに関して素晴らしいものがありますが、本当に健康は空気みたいなもので、普段健康な時は当たり前に思ってしまいありがたみを感じずに過ごしているけれど、一旦健康を失うと、どんなにお金があっても、素晴らしいところにいても、美味しいものが食べられても、健康でなければそれを楽しむこともできないってことがよくわかり、何もいらないからとにかく健康でいたいと切望するようになります。
風邪をひいたりちょっとした怪我をしただけでもそう思うのだから、失う前にそのことを忘れないようにして健康を最優先したいと思っています、体の健康だけでなく、メンタル、環境の健康全てにおいて健康は真の豊かさの基本。仕事の合間に30分外に出て歩きながら深呼吸するだけで気分が変わり、モチベーションもアップし、道端の落ち葉の色や寒い中けなげに咲いてる花やどこかから香ってくる匂いにも愛おしさを感じる、そんなことが健康につながることを忘れないようにしたいと思っています。
You are what you eat(食べたものがあなた自身)
これは数年前に亡くなられるまで、ずっと健康について独自のセオリーを多くの人に伝えてきたドクターパスコウイッツ医師からいただいた言葉。
彼は「いい食べ物は土に埋めたらまた育ってくる、生きている食べ物です」とおっしゃってました。私たちは外から食べ物を取り入れて成長します。化粧品とかにもケミカルなものを使わないようにするのに、体の内部、中身を作る食べ物にはそれほど気を遣わないことも多かったり、気をつけていてもあまりに多くの添加物やケミカルが現代の食品には入ってるので注意しきれない。でもいくらトレーニングをしても体を中から作りあげてくれる食物にいいものを取らなければ、安くて虫食いしやすい木材で家を建てようとしてるようなものです。かと言って気にしすぎると今度は精神的なストレスで健康を害してしまいそうですが笑。私のやり方はできるだけその食べ物の出どころがわかるものを選ぶということ。家で取れたもの、地元で作られた野菜、作り手の農家さんがわかるもの。肉も友人がハンティングで撮ってきたものがベスト、そしてローカルの肉もどう育てられているかがわかるからありがたい。そしてそういうものを買えば、地産地消が成り立ち、地元のビジネスの活性化にもつながります。スーパーでパッケージに入っているものはストーリが見えないけど、ファーマーズマーケットや地元のお店だと、作った人や直接仕入れた人からそのもののストーリーが見えてくるから大事にもする、無駄にせず大切に食べようとありがたみも感じられると思います。同じものを食べるのでも感謝してああいうふうにして育てられたものなんだって考えながら食べるのでは、体に入ってからの吸収も違うと思うのです。
そして食べるときも何かしながら空腹を癒すために取り入れるだけでなく、丁寧に料理して美味しくいただく、できれば誰かと楽しい会話をしながらいただくことで、絶対体に入ってからの働きも良くなると思っています。私も正しい食べ物の選び方、食べ方が実践できているわけではありませんが、それを理想にして目指しています。
Lotion is motion(動かし続けること)
これはごく最近に友人のサラ・ホウジャーから聞いた言葉。年齢を重ねているうちに酷使してきた体のあちこちが痛くて膝、腰、股関節、肩などはいつも楽器のようにギーコギーコ音がする感じ。柔軟だった体も全然曲がらなくなってきたことで、この先長く外で動けるようにと、ここ数年リハビリ的トレーニングのクラスを受けています。最初は地味な動きばかりで、こんなことにお金かけるのもったいないかなと思っていたのですが、大きな動きや力を使うもの(つまり達成感を感じる運動)は自分の得意な筋肉を使ってしまい、逆効果。意味のないトレーニングになってしまうのだそうです。そして硬くなった股関節や回らなくなった肩をよくするためには、とにかく固まらないように動かし続けること、無理やり動かすのではなく、可動域を少しずつ増やせるよう常に動かしていくことが大事。動かなくなってしまったらそれを元に戻すのはもっともっと大変だから続けることが大事なのだと、ウインドサーフィンのワールドチャンピオンで大きな波に乗る小柄でちっちゃな女性、そしてとことん努力家の、サラが教えてくれた言葉です。
彼女もチャレンジし続けてる中で大怪我を何度か経験し、それがきっかけでトレーナーとしての勉強に励み、現在は多くの人の体のトラブルに関わりその人に合ったトレーニングで健康に動ける体づくりを推進しています。
私もこれからまだまだ外で大自然を感じながら動き回りたいので、motion (体の柔軟性)をlotion(潤滑剤)に頑張っていきたいと思います。
何かと言うとこの三つの言葉を思い出して健康の大切さ、今やりたいことができていることに感謝して寒い冬でも動いて乗り切っていきたいと思っています。
さて今年もやりたいことだらけ!目標とプラン達成のためにまずは健康第一ですね!(Tomoko)
岡崎友子 Tomoko Okazaki プロフィール
オーシャンアスリート&ジャーナリスト。鎌倉、由比ヶ浜で生まれ育つ、女性のプロ・ウィンドサーファーの先駆けで、プロ・カイトボーダー、バックカントリー・スノーボーダーでもある。16歳でウィンドサーフィンを始め、20代でマウイ島に移住。1991年のウェイブライディングで世界ランク2位を記録。ウインドサーフィンの他にもスノーボード、カイトサーフィン、SUP、フォイルなども初期の頃からパイオニアとして世界の情報を日本に紹介している。 スノーボードではアラスカやそのほか多くの大きな山を滑る初の日本女性スノーボーダーとなり、場所や道具が変わっても、いい波や風、雪を求めて旅を続けるスタイルは変わらず。旅や出会った人たちから受けるインスピレーションをテーマにフリーランスのライターとしても活動中。パタゴニアのアンバサダーとしても活躍し、ジェリー・ロペスの著書『SURF IS WHERE YOU FIND IT』の翻訳も手がけた。現在もマウイをベースに風と波を追いかけながら旅を続け、インスピレーションをもらった人たちや場所、出来事について記事を投稿したり、ツアーやイベントで自然と向き合える経験をシェアする活動を続けている。自分が恩恵を受け続け常に多くを学んできた自然を大事にしていかなければという危機感から、近年はキッズキャンプや環境活動に力を入れている。
株式会社BEACHTOWNエンパサイザー(共感者)