初めまして!2021年から正式にエンパサイザーとしてBEACHTOWNファミリーに参加させていただく岡崎友子です。BEACHTOWNとは今までもいろんな形で日本各地でイベントやミーティングなどで関わらせていただきながら、こういう世界になるといいな、みんながこんな風に生きていけるといいなというビジョンが同じ方向を向いている、と共感を覚え、前向きな気持ちにさせてもらってきました。
エンパサイザー、聞きなれない言葉かもしれません。会社の契約ライダー、アンバサダーとはちょっと違いエンパサイザーとはエンパシー(empathy)からの言葉で、共感を持っているもの、同志、また同じ気持ちで繋がる者、そんな意味合いがあります。同じ方向を見て、みなさんと一緒に進んでいきたい、そういった想いが込められています。個人的な目標を持ちながらも、それぞれの成長を喜び合い、応援、励まし合う仲間がいれば一人で頑張るよりずっと頑張れるし継続できる、そう思いませんか?今後も全国のBEACHTOWNの施設に直接的に訪問したり、またオンラインなどで交流をして、みなさんと思いを分かち合い、一緒にモチベーションを上げ、より良い自分、より良い環境、より良い社会を目指して行動していければと思っています。どうぞよろしくお願いします。
BEACHTOWNの一番の目標は健康、個人の健康、社会、コミュニティー、環境の健康まで含めたものです。自分の健康でさえコントロールするのが大変なのに環境、社会まで行くと自分一人ではなかなか変わらないと思ってしまいますよね。でも実は私たち一人一人が変わっていくことで自然とコミュニティーも社会も変わっていくんです。
2020年私たちはコロナ禍のために今までの常識や日常をガラッと変えることを余儀なくされました。仕事を失った方、収入がなくなった方も少なくないはずです。ハワイもロックダウンしました、家からほとんど出れず、毎日のように入っていた海にもしばらく行けない毎日を過ごしました。でも家にこもって心配ばかりして落ち込んでそれこそコロナに感染しなくても健康に良くないし、負けない方法を考えなくてはと自分を奮い立たせようとしていたのを覚えています。
まずは不意に手に入った時間を有効に使うこと、これは今までやりたいと思っていたけどやれずにいたこと、オンラインのクラスなど面白そうなことを色々受けてみました。海もジムやヨガクラスも閉鎖、運動量も減ったので、オンラインヨガ、無料で3週間試せるオンラインブートキャンプなどに入って、ベッドルームをジムに変えて毎朝運動。早朝に動くことでダラダラ生活することなく、毎日が有意義に過ごせました。いろんなクラスを受けましたが、その中で二つ、今でも実践し、とても役に立っているものがあります。ひとつはより良い生き方の科学という心理学のオンライン授業、どうしたらいつも幸せに生きられるかという授業だったのですが、簡単にいうと、いろんなことに感謝の気持ちを持つことが自分の心をハッピーにすることがよくわかりました。もう一つはウイムホフの呼吸法。ウイムホフの呼吸法は雪山をシャツも着ずに登ったり、アイスバスに入ったりと突拍子も無いことをやれることで注目されがちで、私も海の中で息を長く止められるようになることが目的だったのですが、呼吸法をすることでどれだけ普段自分が体のポテンシャルの一部しか使ってなかったかを理解できました。結果息は4分も(!)止められたし、普段腕立て10回くらいしかできないのに、呼吸法をした後だと息を止めながらでも35回くらいできちゃうのです。いろんな発見がありました。できないことに縛られず、どんな状況でもできることを考えそれを実行することが身についた一年だった気がします。
呼吸といえばヨガ、屋内でそれも狭い空間でもできるヨガをは運動としても素晴らしいけれど、ヨガのプラクティス中ずっと意識的に深い呼吸を続けていることで、多くの酸素が体内に取り入れられる点が心身ともに健康にする鍵だと思います。普段私たちは肺の3分の一くらいしか使ってないそうです、意識的に腹式呼吸、深く息を吸い、しっかり吐き出すことで体が一気に蘇ります。歯を磨かないと気持ち悪い、朝のコーヒー飲まないと1日が始まらない、それと同じくらいそしてやらないと気持ちが悪いくらいヨガを習慣づけることができればこっちのもの。太陽礼拝だけでもいいからやらないとスッキリしない、(私は何年もこれをヨガの目標としてきました、結局最後までやらずにはいられないほどのものにはなってくれませんでしたが)
60年代にアシュタンガヨガを西洋に持ち込んだナンシー・ギルコフ先生が以前おっしゃっていたことに劣等生ヨギーの私は救われたことがあります。「わたしたち人間の究極のゴールはハッピーであること、アシュタンガヨガも続けていてハッピーにならないのであれば意味はありませんし、ヨガ以外でもハッピーになれるものがあるのならそれで十分なのです。ただヨガはそのポーズをすること自体が呼吸、健康、瞑想、いろんな要素を持っていて心に直接働きかけてハッピーになることの近道であることが多い。あまりいろいろ考えずにとにかくプラクティスを続け呼吸を意識していれば、ハッピーになれるから私はアシュタンガヨガを選んだまでで、他のもので同じ効果を得られるならそれでもいいんですよ」
そしてサーファーであり熱心なヨギーとしても知られるジェリーロペス氏もこう言います、
「私の年でまだショートボードに乗ってる人はそんなにいなくなってしまった。私が今でもショートボードに乗れる敏捷さや体の柔軟さを保てているのは何よりヨガのプラクティスのおかげに他ならない」ヨガ自体がそこまで好きになれなくても末長くサーフィンを続けるためになら、頑張ろうという気持ちになる人も多いのでは?
寒い時、めんどくさい時でも仲間がいればさらに続けやすくなるのも確かです。居心地のいいスタジオで仲間と一緒に楽しみながら、あるいはオンラインでも他の仲間も同じように頑張ってるところを思い描きながら、この冬こそヨガを自分の毎日になくてはならないものにするためにプラスティスに励もうではありませんか?2020年の思い通りにいかなかった不満や悔しさは全て深い呼吸とともに体内から吐き出し、世界中のポジティブなエネルギーに溢れた空気を思い切り吸い込む、Beathe in, Breath outとヨガで呼吸とエネルギーを意識しながらプラクティスして、体をハッピーなエネルギーで満たす一年にしていきましょう。
全ての人や物に共鳴できる、共感を持てる毎日の中で小さなハッピーを楽しめる2021年でありますように。そして願わくばオンラインではなく、実際にみなさんとお会いし、交流できるような状況に戻っていきますように。(Tomoko)
岡崎友子 Tomoko Okazaki プロフィール
オーシャンアスリート&ジャーナリスト。鎌倉、由比ヶ浜で生まれ育つ、女性のプロ・ウィンドサーファーの先駆けで、プロ・カイトボーダー、バックカントリー・スノーボーダーでもある。16歳でウィンドサーフィンを始め、20代でマウイ島に移住。1991年のウェイブライディングで世界ランク2位を記録。ウインドサーフィンの他にもスノーボード、カイトサーフィン、SUP、フォイルなども初期の頃からパイオニアとして世界の情報を日本に紹介している。 スノーボードではアラスカやそのほか多くの大きな山を滑る初の日本女性スノーボーダーとなり、場所や道具が変わっても、いい波や風、雪を求めて旅を続けるスタイルは変わらず。旅や出会った人たちから受けるインスピレーションをテーマにフリーランスのライターとしても活動中。パタゴニアのアンバサダーとしても活躍し、ジェリー・ロペスの著書『SURF IS WHERE YOU FIND IT』の翻訳も手がけた。現在もマウイをベースに風と波を追いかけながら旅を続け、インスピレーションをもらった人たちや場所、出来事について記事を投稿したり、ツアーやイベントで自然と向き合える経験をシェアする活動を続けている。自分が恩恵を受け続け常に多くを学んできた自然を大事にしていかなければという危機感から、近年はキッズキャンプや環境活動に力を入れている。
株式会社BEACHTOWN アウトドアフィットネス エンパサイザー(共感者)